正規社員の熾烈な出世競争に感じる、サラリーマン社会の悲哀

 

ホンダの埼玉製作所で期間従業員として働き始めてから、
何だかんだと「最後の春」を迎えました。

というのも、来年の春には規定の最長契約期間(2年11ヶ月)
を越えてしまうため、その頃までここで働くことは不可能なのです。
なので、私にとってはホンダ最後の春。

職場の近くで咲いていた満開の桜を見ることは、もう二度とないでしょう。

 

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さて、4月には工場内でもあちこちで人事異動があった訳ですが、
期間工である我々の視点から言うと、直接お世話になるチームリーダーや行程トレーナー、
VRが新しく変わったりします。

で、これは去年も一昨年も感じたことですが、
ホンダの工場で働く正規社員は、出世競争が熾烈ですね。

まだ若いのにどんどん出世して行く人もいる一方、
定年間近なのに何の役職もない、ってひとも腐るほどいます。

というか、定年間近どころか40代にもなれば
出世のコースもほぼ閉ざされてしまうような感じなのでしょう、
先が見えてしまうんですよね。

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そう言えば先日、とても印象的な光景を目にしました。
ラインが止まっていたとき、とある「ヒラ」の中年正社員と雑談していたのですが、
そこに腕章を巻いた別チームのお偉いさん
(チームリーダーよりずっと上のポジション)が通りかかったのです。

大物感を漂わせていたお偉いさん、その某中年正社員と短く言葉を交わした後に
「よろしく頼むよ」とか何とか言い残して颯爽と立ち去って行ったんですが、
それまで私にはやや横柄な口を聞いていた中年正社員が、
「ハイ!分かりました!」と、別人のようにペコペコしたんですね。

そしてその後、ポツリと

「あの人、入社した時は後輩だったんだけどな、、、」
「どんどん差を付けられてしまったんだよね、、、」

と口にしました。

・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・。

可哀想に。

そのお偉いさんがまだ新入社員だった頃、

もし同じチームだったら偉そうに先輩面してたのかも知れませんが、
余裕こいているうちに追い抜かれてしまい、
もはや一生かかっても抜き返せない差が生まれてしまったのですから。

役職があるかどうかでは、給料面でもかなり違って来るようです。
いい年して、ヒラ社員はカッコ悪い。
でも、家のローンも養育費もあるし、定年まで勤めればそれなりに退職金
(一説によれば、2千万円以上?)がもらえるから、
ヒラだろうと何だろうと、このままこの仕事にしがみつくしか道はない。

うーん。
そのような人生を想像するだけで、私にはとても耐えられそうにないなあ、、、、
と思ってしまいます。

ヒラの正社員の中には期間工を露骨にバカにするような態度を取る人間もいたりしますが、
出世街道から完全に外れてしまった自分に対する情けなさ、
の裏返しなのかも知れませんね。

チーン。

 

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